テーマ:自営業者、会社
個人事業主から事業を継続するか、廃業するかの相談を受けた場合、まず損益計算書の「差引金額」を見ます。これがマイナス(赤字)であれば、事業の継続はむずかしいと判断します(もちろん決算書が実態を表していることが前提ですが)。差引金額がマイナスと言うことは、売上より経費が多い、つまり事業主の生活費がゼロということです。
会社は違います。会社の経費には役員の報酬が含まれているので、多少、差引金額がマイナスでも役員の生活費はゼロではありません。
以上は基本中の基本ですが、実際には、売上より経費が多い個人事業主はたくさんいます。これは生活費を借入や他の収入(年金や家族の給料)でまかなっているということですので、継続はお勧めしません。
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