テーマ:自営業者、会社
当事務所は昔から自営業者の債務整理を多く扱ってきました。いろいろな業種がありましたが、もっとも多いのは飲食店だと思います。例えば居酒屋、喫茶店、レストラン、焼肉店、ラーメン店などです。これらの業者が多重債務になった原因は、売上不足です。私の実感としては、従来、個人事業が中心だった飲食店業界がいくつかの理由から売上を減らし、営業がむずかしくなっています。
私は相談を受けると、まず月商を尋ねます。そして月商が100万円以下であれば、事業の継続は困難であると推定します。私の経験から言うと、飲食店が月商100万円以下では家族の生活費が出ません。家族の生活費が出ないということは、仮に借金がゼロになったとしても生活できないということです。非常におおざっぱな基準ですが、私は飲食店が営業を継続できるかどうかについて、月商100万円を一つの目安にしています。
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