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社会福祉

なぜ介護保険料はどんどん値上がるのか。 2012年03月30日

テーマ:社会福祉

 介護保険の保険料は3年ごとに改定されますが、改定ごとにどんどん値上がっています。2000年の制度開始時は65歳以上の保険料は月平均3000円以下でしたが、今年の4月からは5000円程度になりそうです。なぜこんなに値上がるのかと言えば、介護保険法がそういう仕組みを組みこんでいるからです。

 介護保険法では、1割の利用者負担を除いた費用は、50%を公費(税金)、残りの50%を保険料で賄うことが決められています(第121条以下)。そのため介護給付費が増大すれば、それに比例して保険料も上がることになっています。これは介護保険で導入された制度で、医療保険はこのようになっていません。医療費も年々、増加しているにもかかわらず、健康保険料や国民保険料が介護保険料のように値上がっていかないのはこのためです。

 このような仕組みになった理由は言うまでもなく、介護給付費を抑制するためです。「保険料の値上げがいやなら、介護保険を利用することを控えなさい」というわけです。私はこのような介護給付費と介護保険料を連動させる制度は問題だと思います。介護給付費が増加すれば介護保険料が値上がるのは、必然ではありません。問題は介護保険の財政構造そのものにあります。

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