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成年後見制度について

成年後見人にはどのくらいの費用がかかるのですか?

成年後見人の費用には、①成年後見人を選ぶのに必要な費用(申立費用)と②成年後見人の報酬があります。

①申立費用は実費と専門家の報酬からなりますが、実費は鑑定費用を除けば1万円程度です。鑑定費用は5万円くらいですが、実際に鑑定が行われるのは約1割です。
また申立書の作成などを専門家に依頼すれば報酬が必要です。当事務所では、後見開始申立書の作成・提出を10万円~で行っています。この依頼をしていただければ、当事務所で裁判所に提出する書類をすべて作成、収集しますので、申立人は受理面接に出席するだけでよいことになります。また当事務所の司法書士が成年後見人の候補者になる場合は、受理面接にも同行します。これが最初に必要な費用です。

②成年後見人の報酬は裁判所が決めます。後見人は毎年、裁判所に後見事務報告書を提出しますが、その際、報酬付与申立書もいっしょに提出して裁判所が1年分の報酬を決めるのが通常です。成年後見人の報酬は毎月の定期報酬と臨時報酬に分けられます。定期報酬は月2~3万円です。臨時報酬は不動産の売却や遺産分割といった不定期の業務に対する報酬です。いずれにせよ後見人には報酬の決定権限がないので、「報酬はおいくらですか」と問い合わせをいただいても、確定的な返答はできません。

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