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資金繰りに困ったら
ここでは法的整理に至る前にできる手段を紹介します。
いずれも月々の返済額を軽減する制度ですが、残念ながら金融機関や信用保証協会が制度の趣旨に添わない対応をしているところもあります。したがって相手の言うがままになるのではなく、ホームページなどで制度についての理論武装をした上で交渉に当たることが必要だと思います。
1 条件変更
事業の資金繰りに困ったとき、一般に行われることは銀行などの金融機関と交渉して、毎月の返済額を軽減してもらうこと(一般に「条件変更」といいます)です。通常は6ヶ月または1年の期間で「元金の返済額を減らす」か「元金の返済をゼロにして利息のみを返済する」ようにします。
2 借換保証制度
これは平成15年2月から始まった制度で、信用保証協会の保証付借入金の借換や複数の保証付借入金の債務一本化等を促進することで、月々の返済額の軽減等を促進する制度です。
1の条件変更をするとその期間中は追加融資を受けることが困難になります。この借換保証制度はそのような不利益を避けることができるという意味で優れた制度だと思います。
3 テイルヘビー
借換保証制度を利用することができないが、条件変更は避けたいという方は、テイルヘビー(直訳すれば「重いしっぽ」)の可能性を探ってみて下さい。例えば、1000万円を毎月、30万円ずつ返済し、残債務が700万円になったとします。その後、月30万円の返済が苦しくなった場合に、この700万円について、毎月10万円の返済を11ヶ月行い、12ヶ月目に残りの590万円を返済するという約定をします。もちろん12ヶ月目に590万円の返済などできるわけありませんから、結局、1年後に同様の約定をすることになります。しっぽ(テイル)の返済額が大きいためテイルヘビーと呼ばれています。ただしこれは正式の制度ではないため、銀行や支店によって扱いが異なるようです。
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