Kさんには幼い頃の病気が原因で重度の知的障害がありました。Kさんは自宅で父母と弟の4人で暮らしていました。Kさんのお世話はずっと父母、父が亡くなってからは主に母親が行ってきました。
Kさんが60歳の時、母が亡くなりました。その後もKさんは弟さんと二人で暮らしていましたが、弟さんはなかなかKさんのお世話をすることができません。そこでKさんは障害者のグループホームに入所することになり、それを契機に預貯金の管理を成年後見人に任せることになりました。そしてKさんを担当していた障害者地域生活支援センターの職員の方の紹介で、A司法書士がKさんの成年後見人になりました。
Copyright© 天野司法書士事務所 All rights reserved.