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不動産担保、住宅ローン

オーバーローン基準とは何か。 2011年12月08日

テーマ:不動産担保、住宅ローン

 オーバーローン基準とは、不動産の同時廃止基準のことです。不動産は本来、高価なものですから、不動産の所有者が破産をするときは、破産管財人が選任される破産(管財人選任事件)になりそうです。しかし不動産を担保にしている債権(被担保債権)の額が不動産の売買価格を上回っている場合(「オーバーローン」といいます。)は、売買代金のすべてが担保権者に支払われ、他の債権者には配当されないので、破産管財人の仕事がありません。そこで裁判所はオーバーローンであることが明確な場合をオーバーローン基準として定め、この基準を満たす場合は管財人を選任しない破産(同時廃止事件)としています。

 ここで注意しなければならないのは、オーバーローンであっても、オーバーローン基準を満たさない場合があるということです。つまりオーバーローンかどうかは最終的には不動産が売れてみて初めてわかることです。そのため裁判所はオーバーローンであることが「明確」な場合を客観的にオーバーローン基準として定めているわけです。オーバーローン基準の具体例は次回に紹介したいと思います。

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