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不動産担保、住宅ローン

住宅ローンの遅延損害金について 2012年03月12日

テーマ:不動産担保、住宅ローン

 先日、住宅ローンの遅延損害金について相談を受けました。たとえば住宅ローンの残高が1000万円、毎月の返済が10万円、損害金の利率が年14.5%とします。この場合、損害金の額は1000万円の14.5%なのか、10万円の14.5%なのかという問題です。

 これは期限の利益を喪失したかどうかで異なります。つまり今まで返済が遅れたことのない人がたまたま1ヶ月だけ遅れたとします。このときは10万円に対して年14.5%の遅延損害金がかかります。計算すると約1200円になります。なぜ10万円に対してかというと、この人は毎月10万円を分割して払えばよいからです。このように分割払いが認められていることを「期限の利益」といいます。
 しかし返済が何ヶ月も行われないと、契約により一括払いを求められることになります。これを「期限の利益の喪失」といいます。この時点で1000万円を一括して支払う義務が生じます。そのため遅延損害金は1000万円に対して年14.5%になります。月当たり約12万円です。

 このように遅延損害金は期限の利益が喪失したかどうかで、天と地との差が生じます。

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