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相続・遺言

相続放棄はいつまでできるか。 2012年04月02日

テーマ:相続・遺言

 私の事務所は債務整理の仕事が多いため、関連して相続放棄の手続を依頼されることがあります。亡くなった親族(「被相続人」といいます。)に財産がなく、借金があるときは相続人の方に相続放棄をお勧めしています。

 相続放棄は家庭裁判所に申述する方法によって行うのですが、債務額がわからなければ「不明」の一言で足りますので、実際上の問題は期間の制限だけです。民法では相続放棄は「自己のために相続の開始があったことを知った時」から3ヶ月以内にしなければならないとされています。具体的には

1 配偶者や子が相続人であれば、死亡を知った時が原則です。ただし借金の存在を知らなければ相続放棄を考えることもないので、死亡後に借金を知った場合は、借金の存在を知った時と解釈できます。

2 被相続人の父母は、被相続人に子がいれば相続人になりませんが、その子が相続放棄をすれば相続人になります。 この場合は、子が相続放棄をしたことを知った時が「自己のために相続の開始があったことを知った時」です。

3 同じく被相続人の兄弟は、被相続人に子や父母がいれば相続人になりませんが、その子と父母が相続放棄をすれば 相続人になります。 よって子と父母が相続放棄をしたことを知った時が「自己のために相続の開始があったことを 知った時」にあたります。

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