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社会福祉

むずかしい障害児福祉 2012年12月21日

テーマ:社会福祉

 社会福祉には、高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉などがありますが、私が理解するのにもっとも苦労するのは障害児福祉の分野です。障害児も児童ですから障害児の福祉制度は基本的に児童福祉法で定められているのですが、成人の障害者とも共通点があるので障害者自立支援法の影響を受けたりします。つまり児童福祉と障害者福祉の双方を知らないと理解がむずかしい分野なのです。

 介護保険法の成立により、高齢者福祉が措置制度から利用契約制度に転換し、障害者自立支援法により障害者福祉にも利用契約制度が導入されました。これに対し、児童福祉では全体として契約制度は認められていなかったのですが、障害者自立支援法の成立に伴い、障害児福祉にだけ利用契約制度が導入されました。これなどは児童福祉と障害者福祉が交差する障害児福祉の複雑性を示す例でしょう。

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